【楽園大宮新館実戦取材 第3話】をお届け致します。
▼前回の記事はこちらをどうぞ▼
【楽園大宮新館実戦取材 第1話】キングヤバイラーとGW
【楽園大宮新館実戦取材 第2話】設定狙いの下見
元々、5月5日の設定狙いにおいては徹夜で並ぶつもりはなかったのだが、深夜0時前の時点で数名が並んでいたので、そのままのノリで並ぶことにした。
整理券の配布方法は「並び順」と「抽選方式」の2パターンが存在するが、楽園大宮新館に関しては「並び順」だった。
また、基本的に8時30分に並び順で整理券を配布するのだが、並びが一定数越えている場合には1時間ほど早めて7時過ぎから配るような感じだった。
これに関しては、地域によって「抽選方式」が禁止されているので、そういった地域では「並び順」での配布となってしまう。
そして、この2つのパターンにおいてはどのような特徴があるのだろうか、メリット・デメリットをまとめてみた。
・時間的に余裕がある人にとっては有利
・配布の時間になれば先頭から整理券を配るだけなので店側は抽選よりも楽
・早くから並べない一般客にとっては不利
・体力的にも精神的にもキツさはある
・割り込みや物置きなど、トラブルが起こりやすい
・何時に並んでも平等
・徹夜したり朝早くから並ぶ必要がない
・店側は並び順で配布するよりも手間がかかる
以上のような感じで、メリット・デメリットと様々なわけだが、やはり圧倒的に抽選方式の方がいいと思う。
並び順だと、どうしても体力勝負になってしまって、そうなると時間的に余裕のない一般人は非常に不利。
ましてや、女性や年配層が徹夜で並ぶというのはなかなかキツイものがあるだろう。
従って、イベント日には先頭がプロやプロに雇われた並び役に占拠されることになり、そうなってくると一般客が勝てる可能性は低下し、結果として並びは徐々に減少するという懸念がある。
あとは、並び順だと客同士のトラブルが発生しやすいというデメリットもある。
物置きとか割り込みなどがそれにあたるが、そういった細かいことに関しては店側が対応できるハズもない。
一方、抽選方式であればそういったトラブルは一切ないので、抽選は並び順で配布するよりも若干の手間は掛かるが、総合的に見て店側にとっても管理しやすいシステムなのだと思う。
つまり、抽選方式は完全平等な素晴らしいシステムといえる。
しかし、所轄に関しては「抽選が射幸心を煽る」といった見解により、抽選方式を禁止している地域が全国的に多くなってきている。
ただし、朝早くから並ぶのも、抽選を受ける為に並ぶのも、結局のところ煽られて並んでいるのでどちらも変わらない。
例えば‥
猛暑であったり
極寒であったり
そういった状況になると、キツイというより生死の問題に関わってくる。
以上のような危険性もあるので、全国的に抽選方式を容認してほしいと切に願う。
徹夜であったり早朝から並ぶと、季節によっては猛暑や極寒といった懸念があるが、その日は5月5日だったので気候は比較的温暖だった。
また、楽園大宮新館に関しては、あまりにも並びが多くなってしまった冬の時期などに関しては、建物(ラ・クーン)の一階を開放して列を作り、警備員も朝まで常駐させているので、比較的季節の影響は少なく、女性や年配層も安心して並べるような配慮がなされている。
しかし、深夜12時ほどから並んだので、朝の整理券配布の時間まで退屈で仕方がなかった。
まあ、こういった時には眠れれば助かるのだが、あまり眠くなかったのでほとんど眠れなかった。
仕方がないので通りの通行人をボーーっと眺めていたのだが、驚いたのは朝まで通行人が途絶えることがなかったということだった。
ちなみに、人口は旧大宮市で約45万人、現大宮区で約11万人の人口となっている。
明け方になるに連れて、並びは徐々に増えていった。
0時時点では10人くらいだったのが
2時には30人
4時には60人
6時には100人
といった感じで、少しづつ増えていった。
また、それに伴い明け方になるに連れて寒さも増していった。
ちょっと、これは風邪を引く身の危険を感じたので車に寝袋を取りに行き、ホットミルクティーを購入。
7時前には建物のシャッターが開放されて、列はそちらに移動となった。
で、その後7時過ぎから整理券配布。
前から4人目だったので、4番をゲット
まもなく、9時45分の再整列の時間。
そそくさと、エントランスへと向かった。
辛く長い夜を乗り越えて、最高潮に気分が高ぶる瞬間だ。