現役パチンコ店長クロロさんのブログでもし海外にパチンコ店があったらなんていう面白い記事がありましたけど、パチンコ店の営業って店側と客の信頼関係で成り立つ事業だと思ってます。
クロロさんの記事の中では民度が低い国家であればパチンコ店は存在できないとありました。
食事休憩もうかつに取れないし、携帯を置いて台を確保することも盗まれる危険性があるのでできない。
そればかりかそもそも景品交換所で換金すること自体も危険極まりないということです。
しかし、実際にはお祖母ちゃんとかが夜に一人で景品交換所で換金していてもそれを襲う人っていないわけですよね。
これってすごいことだと思います。
日本人の民度の高さというか、これほど良識があって周囲との調和を重んじるのはやはり日本人ならではの美徳と言えるでしょう。
ただし、その一方で個人よりも組織を重んじる傾向があるために自己犠牲に走りがちで過労死も絶えない。
といったデメリットも確かにありますがそれについてはここでは割愛します。
そういったことを何度も思い出してしまうのが、よく大型店の景品カウンターに存在しているセルフサービスシステムです。
例えば、あまり玉で「お帰りの際にジュースを2本お取りください」とか「青の場所のお菓子をお一つお取りください」とか言うわけです。
で、特殊景品を受け取った後にそこから離れた場所で言われた通りの景品を持って帰るわけですが、これこそが日本人でないとなかなかできないサービスなのではないかと思います。
何故なら、カウンターから離れた場所にある場合が多いためにジュース2本と言われたのをジュース3本持って行っても分からないからです。
しかし、そういったサービスが未だに存在しているということは、不正をする人がいないからということになります。
これは素晴らしいことですよね。
メリットといえばやはりカウンタースタッフの手間が省かれることによって、カウンターの対応が素早くなり順番待ちが少なくなることと言えるでしょう。
特にジュース2本を選んでもらうだけでも客は迷うわけですからね。
それが決まった後に袋に入れて手渡しする手間も考えると、やはりセルフサービスにした方がかなりの時間が短縮されますよね。
つまり、セルフサービスを実施することによって
スタッフの手間が減る⇒余裕ができるので他のサービスが向上する
もしくは
スタッフの手間が減る⇒人件費削減⇒出玉や新台や設備にお金が回せる
さらには
カウンターの待ち時間が減る⇒顧客のカウンターでの待ち時間によるストレスが軽減
といったホール側も客側もwinwinのメリットが考えられるわけです。
ところが、ですよ…
もし、セルフサービスなのをいいことに不正に沢山の景品を袋に入れて持ち帰ってしまう輩が多く存在してしまったらどうなるでしょうか?
当然、その店はセルフサービスを止めますよね。
それによって、カウンターに行列ができたり、カウンターにスタッフを多く割かれたりしてしまうわけです。
基本的にあらゆるサービスって信頼関係で成り立っているものが多いですよね。
ファミレスのドリンクバーに置いてあるミルクや砂糖やおしぼりも、勝手に数十個持って帰る奴がいたら、そのサービスが成り立たなくなります。
そのように考えると、日本のあやゆるサービス業でセルフサービスが充実しているのは信頼関係が築ける日本人だからこそなのだと思います。
その中でもパチンコ店ってやはりすごいですよね。
景品のセルフサービスはともかくマスクや手袋やビニール傘も無料で貸してるわけですから。
それっていうのも、無料なのをいいことに一人でビニール傘10本くらい持って帰るような輩が存在しないってことですからね。
とうことで今後も業界にどんなサービスが登場するのか注目しております。
▽MGM太田店(群馬)の貸出傘。無料にしては布製で高価過ぎると思うが。
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▽石岡キング(茨城)の景品カウンター。小型店ではカウンターがホールと一体化になっているところが一般的。
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▽つばめザ・ブーム(栃木)のカウンター担当者。お客様の反応を得る特別景品を昼夜模索中。
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▽ベイシティ名宝大須店(名古屋)の景品カウンター。最後に気持よく帰れるかはカウンターの対応次第という部分も多い。
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